フランスパリに到着して早11日。日々が過ぎるのはとても早いです。ブログも書こう書こうと思いながらもパリでの一人暮らしになれる為に忙しく、なかなか時間が作れませんでした。
このブログは芸術系の学生や、フランスに美術留学したいひとの為に役に立てばと思い始めました。私も留学準備のために色んな方のブログを見て助けて頂きましたが、いかんせん芸術系の話が少ない、、なんで?? 芸術の都と言われているパリに美術留学に行きたいという人は少ないのでしょうか。まぁ実際日本人の美術留学生がフランスではあまり多くないのだと私も留学準備をしている中でひしひしと感じましたが笑
あくまでこれは私の経験にもとづく話なので、留学を考えている方は自分で調べるということもとても大切です。習うより慣れろですね。
かきたいことは沢山ありますが、今日は私が実際美術留学をする為に必要だった準備、これは大切だったと思うことを実体験を元に大まかに上げていこうと思います。
長くなりそうなので、とりあえず今回は勉強編
現在私は22歳、今年2018年の3月に京都市立芸術大学の日本画専攻を卒業しました。フランスに行きたいとはっきり思い始めたのは、高校の3年生ごろでしたが、昔からなんとなくパリに行くものだと勝手に思っていました。それにフランス人とのハーフの子供が欲しいとかも、、今はそれについての欲はなくなりましたが。笑
京芸に入学した時、当然のように公立の芸大であれば学部の間に1年くらいはフランスとの交換留学があるだろうと勝手に思い込んでいました(事前に学校を調べたりしない性格です、京芸にはいったのもいわばフィーリングと家から徒歩圏内だったため)。ですが実際はない!!院生からしか行けなく、また3ヶ月しかいけない。3ヶ月なんて観光したら終わってしまいます。むしろフランス語が話せなければもったいなすぎる。この状況を知った時はとりあえずショックでしたね。調べてみると、東京芸大には一年ほどパリbeaux-arts との交換留学があるみたいですね はははって感じです。まあ京芸のことは好きですし、自分でどうにかすれば行けるだろうとなんとなく思いながら学生生活を送っていると知らない間に大学2回生に、実は1回生の時からフランス語の授業は受けていたはいたのですが、文法の授業がちんぷんかんぷんすぎて、出席していませんでした。ですが会話の授業のほうのネイティブの先生の授業は楽しくてそれだけ出席。言葉のいみや質問がわからないまま会話していました。今思えば、Aujourd’hui でさえ ん?ってなってました。本当恥ずかしい。
そんな時、イギリス留学から帰ってきた姉に『そろそろあんた留学の準備したほうがいいで』と言われて我に変える私。確かに、、そう思ってフランス美術留学についてようやくしらべはじめましたが、んーーーーー、これが本当にめんどくさい。フランス語まともに読めないのにほとんどフランス語の説明、、なんかフランスの大学を受験するにはB2というフランス語の資格がいるそうな、、調べたら仏検準一級と同じレベル。積んだ、到底Aujourd’hui がわからないわたしには数年でどうにかなるものではない、でも動かなければとやっと準備をしはじめました。
まずは、大学のフランス語の授業に出席することから。
文法の先生は前の先生と変わっていてとても綺麗でお茶目な先生になっていた。のちのちこの先生には本当にお世話になります。頭が上がりません。フランス語初級の単位は取っていたので、中級の授業が始まったのですが、本当にわからない、わからなすぎて毎回の授業で冷や汗、常に緊張していました。ですがだんだんと人間は危機を回避しようと学習するもので、必死に宿題をこなし、フランス語の授業だげは一回も腹痛の日を除いて休みませんでした。
そんな中、留学の相談を綺麗なM先生(個人情報なので一応控えます)にしたところ、アンスティチュフランセというフランス領事館でやっているフランス語講座を紹介していただく。さっそくアンスティチュフランセのホームページ http://www.institutfrancais.jp/kansai/ を開いて、授業を受けるためのレベルチェックテストをの予約をしました。テスト当日は暑い夏の日でしたがバスを乗り間違え必死に遅れまいと汗だくになりながらテストを受けましたが、まったくフランス語を話せず。笑 当たり前ですね、勉強がたりませんでした。女のフランス人の先生に、『あなたは初級のクラスからね!』と言われるがままアンスティチュフランセ京都での授業をスタート。
最初はとても緊張しましたが、先生もクラスメートの人も優しく、とても居心地のいいくらすでした。月に一度は庭でマルシェがあったり、イベントも沢山、誰でも使えるフランスに関する本が多くある図書館など、フランス語を学びたい人には十分すぎる場所でした。
という感じで、私は学校での週2回のフランス語の授業と、アンスティチュでの週1回の授業、あとは自主学習を主にしていました。
使って良かったと思う教材は、自分の気に入っていた単語帳や、フランス人YouTuberやフランス語について投稿している日本人のYouTubeの動画、TV5mondeの無料教材(DELFやTCF対策)hello taikという色んな言語を学ぶ世界の人たちとコミュニケーションが取れるアプリ、あとはややこしくない、分厚くない文法の教科書。
英語に比べたらフランス語は教材が少ないです。ましてTCFやDELF DALFの教材なんて日本語解説のものもなければ日本では通販かアンスティチュフランセでかりるしかないです。しかも買うと高い。なので初めての人は仏検の教材なんかもいいかもしれませんね。
約二年フランス語を勉強してきて思うのは、一番実際にフランス語を話すことが大切。文法ばっかりやっていても、実際話そうとしても発音が間違っっていたり、覚えた気になっていても言葉が出てこないなんてザラです。にしても日本の教育は書くことばっかりやらせて、結局実践力が身についてないことが顕著だと思うのですが、未だに多くの日本人は海外に比べてフランス語はもちろん英語がはなせませんよね。(私のことです笑)文法も単語も書いて覚えることは大切ですが、声に出した方が本当に覚えます、実際使えばどんな時にはどの文法や単語を使わなければいけないのかわかるのです。
日本人は恥ずかしがりが多いですが、留学したいと思っているなら、失敗をおそれたり、恥をかきたくないなんて気持ちは捨てた方がいいです。話せないともっと留学してから恥ずかしい気持ちや悔しい気持ちを味わいます。
フランス語には皆さんも多分知っているかと思いますが、女性名詞や男性名詞があり難しいイメージがありますよね。発音も難しそうだし。ですが実際そんなに難しくありません。最初はリエゾンなどや最後のeとか最初のhは読まないだとかに苦戦しますが慣れます。先生が訂正してくれますし、フランス人も訂正してくれます。
とりあえず簡潔にすると、フランス語を話せる機会をなんとかして自分で増やしてください。フランス語を勉強している友達を探すなり、日本語を勉強しているフランス人を探すなり、学校の会話の授業にはげむなり、一人でぶつぶつつぶやくなり。いくらでも方法はあると思います。あとはリスニングですね、上記にあげた教材を参考に頑張ってください。
仏検対策もいいですが、フランス留学のためには仏検は使えません。TCFかDELF/DALFを目標に勉強をしてください。
とりあえず今日のブログはここまで。パリはもう23時30です。
Bonne nuit ! Fais de beaux rêves.
野菜を切っただけのパリでの初自炊メニュー
フランス美術留学日記
6月の終わりからパリに2ヶ月、その後9月からサンテチエンヌにて美術留学。フランス留学の情報や出来事、日記をきままに投稿します。
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2018.08.03 05:53